2009年12月29日火曜日

Sheamus について書いてみる也(3)

 前回の記事で、MVPのde-pushについて触れたときに、実は、「彼はマリファナを吸ってるから」と書きかけて、「噂に過ぎないことを安易に書けない…」と思い直し、その部分を削除していました。
 そうしたら、その後、MVP自身が Opie & Anthony に出演して、マリファナ吸引歴についてペラペラ喋っていたことがわかりました。音声ファイルは入手しましたが、まだ聞いていないので、詳しいことはわかりません。が、マリファナ関連のドラッグテストにしくじった時の罰金が$2,500になるまでは吸っていたと認めたそうです。(あと、Raven先生の悪口を言ったらしいので、そのあたりの口調を確認しなければ……と思っています。) MVPのde-pushと彼のマリファナ吸引が関係あるかどうかについては、証拠もないし、わかりません……が、ありえる話だとは思っております。ジェフ・ハーディやレイ・ミステリオ格のレスラーならともかく、MVPがマリファナを吸い続けてたら、プッシュが中断されるのは……仕方がないですね。

 今日の本題に入る前にもうひとつ。Bret Hart が WWEと短期契約を結んだことに関してのHHH絡みの「噂」についても触れておこうかと思いますw 「HBKはBretの復帰に賛成したけれど、HHHがBretのとの契約に反対で、「こんなアングル失敗すればいい」と言った」とかいう「噂」www
 では、箇条書きで。

  • 火サスの犯人じゃあるまいし、あの賢いHHHがそんなことをベラベラ喋るってか。
  • 「噂」の源は、Wrestling Observer の Dave Meltzerが、Live Audio Wrestling で語ったこと。(有料サイトだっけ、これ?)
  • ただし、実際にLive Audio Wrestling を聴いたという者の話によれば、 Melzer はそんなこと言ってないw Meltzerは「HHHがBretの復帰に反対した」と言っただけだ、とか。
  • この噂をとりあげたのは、零細弱小ピコ噂サイトのみ。


 私は正直、Meltzerは愚か者だと思っているのだけれど(*1)、それでも、彼は似非ジャーナリスト程度の扱いはされていますね。それで、「Meltzer=ソース」と偽るでっちあげ記事や「一般読者が見れない有料部分でMeltzerが語った/書いたこと」を元に捏造した記事が出ることがあります。今回のこの「噂」は後者の典型例ですね。確認されにくい「ソース」を元に捏造するというのはよくある手口です。気をつけましょう。

 (*1)Meltzerが愚か者だと私が思うようになったきっかけ。

  • Tajiri 退団の際。週プロのTajiriの連載で、「奥さんの免許書問題がWWEの弁護士の力で無事解決。WWEと契約更新した」という報告がなされた数日後ぐらいに、「TajiriがWWEを退団するらしい」とMeltzerが報じたこと。「噂」がMeltzerの耳に届くまでそんなに時間がかかったなんて、伝達手段は伝言ゲームですか、糸電話ですか?
  • Batistaの生年月日についての記事を書いた時。まずMeltzerが「Batistaは1966年生まれで39歳、年齢詐称ですm9(^Д^)」と報道。Batistaの耳にそのことが入り、「違うよ、69年生まれです」と公式サイトの掲示板でサイトの管理人が発表。すると、Meltzerが、「Batistaが「俺ももうじき40歳だ」と周囲に語ったていた。もうじき40歳だということは今は39歳。従って、生年は1966年。年齢詐称ですm9(^Д^)」云々と、本気で書いた。(「自分ももうじき30歳かぁ」と27歳ぐらいで感慨にふける……というような当たり前のことが、Meltzerには想像できなかったらしい。)それに対し、Batistaが「1969年生まれです。年齢詐称するなら、3歳なんて微妙な詐称の仕方はしません。パスポート見せてもいいよ」と公式サイトで表明。その後、Meltzerは「Batistaが66年生まれ」とは言わなくなりましたが、訂正記事は書いていません。
  • 2005年の Vengeance PPVで、HHH vs Batista のHIAC戦について書いたレビューで、「One Night Stand でのECW勢に対して、「自分もハードコア戦をやれる」とHHHは示したかったのだ」と書いた際の、「ゲスな勘ぐりはやめれ」&「何故、他人の頭の中がわかるんだ?おまえ、エスパーか?」というのをあわせた、いわゆるゲスパーな書きっぷり。

 ……ほかにもいろいろあるんですが、とりあえず三項目ぐらいに押さえておきます。
特に気に入らないのは、傲慢な愚かさと阿呆な怠惰さですね。
自分の意見や妄想を「事実」として記事に書く傲慢な愚かさと。
直接取材をすればあっさりと判明するようなことでも全く取材を行わず、「噂」として持ち込まれるものを真偽も確かめず、そのまま垂れ流す阿呆な怠惰さ。
怠惰で馬鹿なだけならともかく、その上に悪意まであるあたり、毎日新聞オンラインエロ記事なみの悪質さだと思ってるんですが、大げさでしょうかw

 あと、「この噂って、ストーリィライン上のことが伝言ゲームでMeltzerに伝わる間に歪んだでないの?」とか思ったりしました。今週の現地RAWで、HBKがリング上でVinceに対し、"I ... will be more than happy to see Bret Hitman Hart one more time." という台詞を口にしてましたし、その前にDXのスキットで、HHHがHBKに対し、「Vinceに何か言う気だろうけど、やめとけよ」と言ってましたし。このへんの話が歪んで伝言ゲームされたんじゃないの?と、思ったり。
 なにしろ、前例がないわけではないので。
ベノワが2004年にRRで勝った後、HHHたちが「ベノワは王者になる器じゃない」とベノワを虐めているwという噂がダートシートに載ったことがありました。そしてその後、「ベノワは王者にはなれない」とHHHたちが言いまくったんですね、番組上で。
……「今後の展開」「ストーリィ上のこと」を「実際の私生活でのこと」に歪めて、「噂」にされてはかなわんと思いますw ちなみに、WM前にはHHHがベノワと仲が悪いという噂でしたが、ベノワの戴冠後、サマスラ頃には「HHHとベノワは仲が良い、HHHの友人だから、HHHはベノワに負けてやったのだ(=俺はHHHの友人ではないから、プッシュが得られないのだ)」という噂が流されておりましたwww

何故、王座に挑戦したのがSwaggerではなかったのか?



 本題。何故、Swaggerが挑戦者ではなかったのか?
Sheamusがアイルランド系だったから……かも。
Swaggerは、いわゆる "All American Boy" アメリカ人的アメリカ人(白人・キリスト教徒(プロテスタント系)、中流家庭、学生時代にはアメフト等のスポーツをやって人気者)の枠に入ってしまって、Cena とかぶっている部分が多いのではないか、と。
 人種・民族による「枠」はあるものと、自分は妄想している。Kofi Kingstonも、プッシュを与えられるのにふさわしいだけの才能や態度等がある上に、「黒人であること」「今、WWEでの黒人トップレスラーの枠があいていること」も、彼が今のプッシュを与えられていることに影響があったと思っている。
 Sheamusはアイリッシュ系。彼がWWEの王座に挑戦することは、米国内のアイリッシュ系の人々と、英国へのアピールとなる。(Sheamus以前には、アイルランド系のWWE/WWF王者はいなかったそうだ。)
 実際にTLC PPVが行われる前から、Irish Centralというスポーツ新聞/サイトが Sheamus のタイトル挑戦を取り扱っていた(http://www.irishcentral.com/sport/-Why-Sheamus-will-take-WWE-world-title-78309727.html)し、Sheamusが新王者になった後も大喜びで取り上げている(http://www.irishcentral.com/sport/Sheamus-is-new-WWE-world-champion-79185582.html)。他のアイルランド/米国内アイリッシュ向けの新聞/サイトも、Sheamusをトピックとして取り上げていた。彼の戴冠後の長めのインタビューが載ったのもアイルランドの大衆紙 Daily Star だ。
 正直言って、Swagger が Cena に挑戦しても、これほどのメディアの注目は集められなかっただろうと思う。ダートシート以外では、The Sun のプロレスページに小さく載る程度だろう。Sheamusの王座挑戦の方が、人種・民族「枠」的意味で、インパクトがあったというのが、私の邪推だ。要は、"All American Boy"ではないこと、あの赤毛にあの白さ、アイリッシュ系であるということは、Sheamusにとって有利に働くこともあるということ。(無論、不利に働くこともあるだろう。)

【この項のポイント】
・ Yoshi Tatsu のプッシュも日本人であることと全く無関係ではないと邪推する。
・ Yoshi Tatsu の入場曲はマリオ風の曲で、Yotshi という名前は「ヨッシー」からとったというのが、あっちのファンの掲示板では定説になっているが、自分は面倒くさいので放置している。

Daily Star 誌に載った Sheamus のインタビュー


原典はこれ:。抜粋するので、全文読みたい人は上記リンクをたどってください。

・ 抜粋その1

... When I told people what I wanted to do, they laughed. But the lesson that every kid out there should take from me is don’t ever let anyone say you can’t do something.
If you want something, if you have a dream, then do whatever it takes, and don’t listen to anyone who tells you can’t do it.

...Since I came here I’ve left my family, my friends, my house – I had to take a chance because it’s the opportunity of a lifetime. I think I work for the best company in the world. Not one day is the same. It’s also the funniest job in the world.

(後で適当に訳すお)



……これを読んだ際に、HHHがSheamusを気に入っていることが、ハートで納得できた気がします。

・ 抜粋その2

... it’s not a case of young guys being kept down but merely professional pride. The veterans want to see the young men want it as much as they once did. ...instead of brown-nosing and politicking, a positive and respectful attitude goes a long way.

Lots of people complain that the top guys are keeping young wrestlers down. But, you know, in reality the top guys are looking for wrestlers to step up. They want young people to step up to that level – it’s what they’re waiting for. And I’ve worked my arse off.

These guys are on top because they are the best. My goal is to be better than all of them. I don’t want to be first Irish champ. I want to be the best ever, the longest reigning champion.”

(後で適当に訳すお)


……これを読んだ際に、HHHがSheamusを気に入っていることが(rya

・ 抜粋その3

... there are a few stories going around about HHH but the deal is that Trips has been fantastic. He’s one of the most successful WWE champions of all time. If you’re going to learn, then learn from the best.
He’s been a mentor, but so have a lot of other guys. Arn Anderson and Finlay have been a big help. Regal has been great too – when I first came to ECW, I rode with him and he helped me so much.


この部分をダートシートが報じる際に「Sheamusが HHHとの relationship を語る」とタイトルをつけていて、吹いた。"relationship"って、ニュートラルな「人間関係」という意味でも使えますが、でもでも、こういう記事の見出しで、「誰某が某との"relationship"を語る」とか出てると、「恋人との恋愛関係を語る」という解釈が連想されるんです。芸能記事とかでー、よく出てくるんですー。だからー、連想しちゃっても、仕方がないんですー。あっちのプヲタの掲示板でも、何人か、「ワラタ」って書いてましたー。
 それはともかく、ECWで明らかに若手お世話係に就任しているリーガル卿と、エージェントでもあるフィンレーと、エージェントのAAも、Sheamusの師匠役をしてきたんですね。ちなみに、バティスタの場合、HHH・Flair以外では、ベノワさんとフィンレーとAAにお世話になったそうです。人脈がかぶっていると見るか、エージェントを正しく利用してきていると見るかは、あなたのお好み次第でどうぞ。そして、ダートシートはリーガル卿、フィンレー、AAたちの功績を無視して、全部HHHの「業績」にするな。そんなにHHHが好きなのか? HHH以外は目に入らないのか?

【この項のポイント】
・ ダートシートの見出しは、腐女子 (fangirls)に媚びてんのか?

2009年12月23日水曜日

Sheamus について書いてみる也(2)

 ……休日はかえって忙しかったりしますね、年末は特に家の用事に使われて……orz。と言うわけで、今日は短め。
 しかし、まず、ホーンスワグルについて書きたいので、そちらを手短に先に書きまする。

 自分はホーンスワグル、好きですね。「大好き」ってほどじゃないですが。
可愛い顔をしている、身体能力もある、演技力も結構ある……トータルパッケージじゃないですかw 
特に、細かいところまできっちりやる、職人っぽいところが好きです。演技が細かいんですよね。マクマホン家の家族写真のスキットの時に、お子ちゃまが見てはいけないものに対して、両目を手で覆ってみせていたり、今週の現地RAWのスキットで、「DXに入るには身長制限があるのに、こいつはこの程度の身長もない」とHHHが胸のあたりにかざして見せた手に向かって、一生懸命ジャンプしてみせたり。そういう細かいところをしっかり演じられるところが、自分の好みにあっています。
 HHHのインタビューで、ホーンスワグルのことが話題になったことがあったんですが、なんでも米国では、今は"dwarf"も"midget"も好ましい用語ではなくて、"little people (小さい人)"と呼ばれることを「小さい人」たちは好んでいるのだそうです。(また、dwarfの方がmidgetより身長が高めなので、ホーンスワグルは本来はdwarfの分類に入るのかもしれないそうです。)
しかし、ホーンスワグルは「俺は"midget"だ。俺のことは"midget"と呼んでくれ」と、HHHに言ったんですって。それを聞きまして、「漢(オトコ)らしい若者だなぁ」と自分は感じいってしまいました。
 欧米のプヲタの大部分はホーンスワグルを嫌悪しているんですが、非常に小柄とは言え、レスリングも出来、顔も良くて、会場人気があり、商品の売れ行きも好調なタレントがプッシュされることの何が彼らにとって不満なのか、自分にはいまいち理解できませんw 「小さくて、レスリングが出来るレスラー」を彼らは大好きな筈なんですけどねw

 で、Sheamusのことの続き。

何故、Kofiではなく Sheamus が王座に挑戦したのか?



 まず第一にプロレスは年功序列じゃないので。若くて勢いのある者にほいほいプッシュを与えるべき、というのが第一の前提。その上で、何故、KofiではなくSheamusだったのかと言えば、Kofiがオートンと抗争中で、その抗争がうまくいっていたからだというのは誰の目にも明らか。そして、シナが王者である限り、オートンとの抗争中にKofiに王座挑戦が巡って来ない状態だったことが大きく影響したのだと思う。
 振り返ってみれば、「オートンが勝ったらシナはRAW追放、シナが勝ったらオートンはシナのベルトに二度と挑戦できない」という条件での試合にオートンが負けた時に、Sheamus のスピード出世・初戴冠の道が開けたと言えるかも。
 とにかくシナが誰かに負けて、ベルトを手放さない限り、オートン(&抗争相手のKofi)はベルトに絡めないという困った状況になってたんだよね。シナがSheamusに負けた翌日のRAWで「シナが負けて王者ではなくなったので、オートンはベルトに挑戦できる」という旨のことがアナウンサー陣から早速説明されていたあたりから、ロイヤルランブル→レッスルマニアまでの展開を考慮に入れて、オートンがベルトに絡む選択肢を早く復活させたかったんじゃないかという気がする。
 さらにもう一度振り返ってみると、TLCの時点でのシナの対戦相手、それも、シナに勝てる対戦相手というのは、実は意外と選択肢がなかった。DXはジェリショー相手にタッグ路線(…そして、今後は若いHart組との抗争が始まるのかもしれない。ブレットも短期的にWWEに復帰するし…)、Kofiはオートンとの抗争がうまくいっているし、オートンはシナのベルトには挑戦できない。レガシーの場合、シナに負けるのならともかく、シナに勝つ場合はその後のベビーフェイスターンとオートンとの抗争が出来る状態でやった方が良いに決まってる……が、オートンはKofiと抗争中なので、不都合。MVP? ……うーん、MVPはわりと長くやっているのに、観客の反応が薄いんだよね……
 そんな感じで、シナの適当な相手として残るのは、SheamusとSwaggerぐらいの状態で、Sheamusの方がピックアップされたということ。(何故、Swaggerではなかったのか、ということについての自分の考えは、また後日書きます。)

 オートンが来年のWMでベルトのかかった試合に出るためには、ロイヤルランブルで勝つか、シナがそれまでに負けてオートンがベルトに絡める状態になっていないといけない。しかし、オートンが2年連続RR優勝というのもね……となれば、シナをどこかで負かさなきゃいけない。で、WWE、て言うかビンス・マクマホンは早めにシナを負かせることを選んだということだろうと思う。だから、損得で言えば、Sheamusが王者になって一番得したのは、オートン、次いで Kofi Kingston だと言えるだろう。

【この項のポイント】
・ 自分はHHHのからむ試合の勝敗はかなりの確度で予想できるんだけれど、それは、HHH絡みのストーリィラインをずっと見ているからなんだよね。あるPPVのひとつの試合だけ見ると不可思議に思えるような試合結果も、その試合に至る流れ、その試合以後の展開を考慮に入れれば、勝敗の裏の事情が見えてくることがある。一本の木だけを見るな、森全体を見ろ。

2009年12月22日火曜日

Sheamus について書いてみる也(1)

【WWE】 シェイマス WWE 初登場 (2006/11/13) をupったら、ちょっとコメントもついてたので、ひとつ見えない敵を相手にシャドーボクシングをするつもりで、シェイマス(について書くと言う口実でハンター)について書いてみようかと思いまする。
先に言っておくけど、長いよ。長いから分割する。まず第一弾。

ネタだと言ってよ、ハニー


Sheamusが英国のインディーで実績があったこと、
2007年9月に二軍契約した後、かなりのスピードで一軍にあがってきたこと、
体格に恵まれていること(HHHより5cm以上は高い)、才能の豊かさ、ユニークな容姿、
英・米両方で、端役とはいえドラマや映画に既に出演済みであること、
マクマホン家と同じアイリッシュ系であること、
非常に勤勉、熱心でトップのレスラーたちや上層部を感心させていること、
CMパンク先生、ジェリコ、シナが褒めて「次にトップにあがってくる若手」として彼の名を挙げていたこと……
……などは、Sheamusのプッシュとは一切関係ないと思いこみたくて、

遅刻してばかり、バックステージではゲーム三昧、自分の仕事が終わったら即帰るつもり、
エージェントとレスラーのミーティングを設定し、出席を義務としなければ、経験豊かなエージェントに近寄ろうともしない、
HHHに練習を見てもらう約束をしておきながら、その約束の日時に遅刻してきて、「ごめん、忘れてた」とほざいたり、
自分では何もアイディアを出そうとせず、誰かが何かしてくれるまで待ちの姿勢、するのは「何故、俺の出番がないんだ?」とライターに文句を言ったりすることだけ……
……そんな自分の仕事ぶりは、自分がプッシュを得られないこととは一切関係ないと思いこみたくて、

要するに、「Sheamusがプッシュを与えられた理由は、奴がHHHのトレーニングパートナーだということだけだ」と思いこむことで、自分がプッシュを得られないのは自分のせいじゃないということにしたい者が、
ダートシートに対してそんなメールを送って掲載された時に、

「嫉妬乙」以外の反応はないだろうというこの記事を本気で信じ込む者がいるなんて、ありえないよね? 「HHHの権力が…」云々なんて、皆、ノリとネタで言ってるだけなんだろ?
 「情報弱者乙」「メディア文盲乙」なんて、書きたくないんだよ、こっちだってw

【この項のポイント】
・ ダートシートの記事を鵜呑みにするべからず。誰がどんなつもりで送ったメールのコピペなのか、よく考えてみよう。

・ HHHがSheamusを誉める発言が出る前に、少なくとも、パンク、ジェリコ、シナの3人が、HHHがSheamusを誉めたのと同じ理由(=「勤勉、熱心、ハングリー」)で、Sheamusのことを誉めていたのに、その3人の名前が出されず、「HHHのお気に入り!」と強調されるようになったのは何故なのかよく考えてみよう。
ヒント:「トップレスラーたちが皆、Sheamusを勤勉さゆえに誉めている」んだったら、「Sheamusのプッシュはえこひいき、俺がプッシュを得られないのは不公平」なんて主張できなくなるよね。

・ いちいち挙げないけど、駄目中堅レスラーの姿勢として書いたものすべてに根拠(ソース)があるというのがいささか情けないね。


原典にあたってみるべし


HHHが外部に向かってSheamusを誉めたのは、まず 英国の Powerslam Magazine というインタビュー記事で。その後、地元ラジオ局のインタビューでも再度名前を挙げて誉めている。
Powerslam Magazine の記事はこんな感じ:

Who do you regard as the next wave of headline-level talent in WWE?
(WWEの次代のメインイベンターたちは誰だろうと思いますか?)

Well CM Punk is obviously already on his way to becomming a big star. Jack swagger. I like Sheamus. Evan Bourne is very good. Kofi Kingston. They are all moving up, but slowly, which is the right way.
(CM Punkは明らかに大スターへの階段を登っているところだ。Jack Swagger。俺は Sheamusが好きだな。Evan Bourne もとても優れている。Kofi Kingston。
彼らは皆ゆっくりとメインイベンターに近づいている。「ゆっくり」出世させるのが正しいやり方だ。)

Finally,are you mentoring any wwe wrestler in particular? And in who, do you see the most of young Triple H?
(WWEのレスラーの中で、誰かの師匠役をしていますか? 若き日のHHHに最も似ているのは誰?)

The closest to me is probobly Sheamus, because we always train together on the road. But I try to watch all the young guys' matches and give them advice, if they want to hear it. If they take advice to heart and really want to improve them, I'm wanting to help. As for seeing some of myself in someone? Thats tough. Sheamus just the other day showed up at a show he did'nt have to be at. He does whatever he's asked to do without complaining, he goes to every show and is always wanting to work: he does is all, goes above and beyond. That's what I was like.
(俺に一番近いのは多分Sheamusかな。ロードではいつも一緒にトレーニングをしているから。でも、俺は若手皆の試合を見るように努めているし、皆にアドバイスをしている。彼らに聞く気があれば、の話だけどね。もしも彼らがアドバイスを受け入れて、本気でもっと良くなりたいと思うのならば、俺は手助けしたいよ。俺に似ている奴か? 難しい質問だ。先日、Sheamusが、出番もないのに会場に来たよ。彼は「やれ」と言われたことは不平も言わずにすべてやろうとするし、RAW, SD! すべてのショーの会場に来て、出番があれば出してくれという姿勢を見せている。できることはすべてやり、前進したい、良くなりたいという気持ちなんだ。そういうところは、昔の俺に似ているね。)


 思うに、HHHは自分の発言がもたらす影響を知っているんだろう。「期待の若手」という話をするときには、一人だけ名前を挙げたりせずに、何人かの名前を挙げる。挙げる順番にもおそらく意図がある。
この記事で挙げたのは5人:CM Punk、Jack swagger、Sheamus、Evan Bourne、Kofi Kingston。パンク先生は既にメインイベンターと言っていいだろうから、残りの4人が「期待の若手」というわけだ。Sheamusのことを誉めてはいるが、理由ははっきり挙げていて(…怠惰な若手へのメッセージだね…)、なおかつ、Sheamusをえこひいき的に特別扱いしているわけではなく、「ハンターさんは、やる気がある若手なら誰でもWelcome!」と言明している。HHHのような立場にある者の発言としては、かなりの気配りが見られると思うんだが、まぁ、勝手にまとめられて、「SheamusはHHHのトレーニングパートナーでお気に入り」という部分だけがとりあげられていくわけなんだな。
 繰り返しになるが。「Sheamusは勤勉だ」「Sheamusはハングリーだ」という部分が抜けて、「SheamusはHHHのトレーニングパートナー」という部分だけが残って流布されていること。そのような形にこの発言を編集することによって、編集されたこの「噂」が、誰にとっての自己満足・自己欺瞞になるのか、誰が誰の足を引っ張ろうとしているのか。そのあたり、見えるよね?

 正直、HHHにもっと権力があって欲しいと思う。HHHが本当にものすごい権力を握っているのなら、Evan Bourne は今頃あんなにジョバっていない筈だ。
 あと、HHHは準備期間を長くとった長期抗争が好きだ。大体3ヶ月単位で考える人だ。ごり押しプッシュが失敗する例も見てきているから、「ゆっくりプッシュ→ファンが反応したらイケイケGO!GO!」というプッシュの仕方を良しとしている。(2004年~2005年のバティスタのプッシュのされ方にHHHの考えが深く影響したのは、HHHやバティスタのその後のインタビュー等から明らかだったりする。)
Sheamusの今回のプッシュのされ方は、HHHの好みじゃなさそうだ。諸手をあげて賛成したとは思えない。

もうひとつ、HHHの地元ラジオ局の番組「Greg and Morning Buzz」でのインタビュー。
こちらではHHHも気を抜いたのか、Sheamus一人の名前を挙げている。
流れとしては、

・「将来のスターは誰?」と聞かれて、「pasty white kid, Sheamus (真っ白、白い Sheamusだ)」と答える
・ハングリーで熱意がある。若手は怠惰で、自分からは何もしない者ばかりだから、このハングリーさは貴重だ。本当にプロレスラーとして成功したいと思っている。などと誉める。
・「pasty white kid というのがフィニッシャーなのか?」と聞かれて、「そうだよ、角度の加減で、Sheamusの体にあたった光で目がくらむんだ。その隙にフォールする技さ」とふざける。

といった感じのもの。

Sheamusのことを本当に気に入ってるんだということがわかる。気に入られる理由が正当なものだということもわかる。Sheamusの「驚きの白さ」をアピールしたいこともわかる。(本当にあの白さは実にユニークなので、自分としても、Sheamusにはそのままの君でいて欲しい。)

【この項のポイント】
・原典に当たらずに、「まとめ」だけ読むのはNGだよ。「編集」に気をつけろ。

補足:エージェントを利用しない若手について文句があるのはHHHだけではないのだよ


Punkがインタビューで、
俺はエージェント達に質問しまくり。賢い質問をすることもあれば、馬鹿な質問もする。
とにかく質問する。エージェントは知識の宝庫だ。
他のレスラーたちも、もっとエージェントを利用するべきなんだ。

みたいなことを言ってたよ。
ハンターも、

エージェントとのミーティングへの出席を義務にしないと、出席しないんだ、若い連中は。

とか言ってた。二人とも仕事中毒だし、仕事への姿勢が一緒で、若手への不満も一緒なんだね。パンクがWWEに入る前に、「HHHと考え方が似てる」「きっと気に入られるだろう」みたいなことが囁かれていたのも頷けるw
この二人は、ポール・ヘイマン vs マイケル・ヘイズの政治闘争で代理戦争的に対立させられそうになってたけど、(JR vs Vince Russoで、オースチン vs JJ の代理戦争になったのと似てるかも)、まぁ、大丈夫だろうと思ってる。
そう言えば、シナも、他のレスラーが遊んでるとか、怠惰だとか言ってたっけ。
トップレスラーは仕事中毒でなければ勤まらないんだろうね。

以下、次の記事へ。休日だし、明日書く、多分。

2009年12月10日木曜日

Andrew "Test" Martin氏 の死について、幾つかのメモ

 ESPN.com が、数ヶ月前に亡くなった Andrew Martin 氏の脳が、Chris Benoit が患っていた CTE (chronic traumatic encephalopathy)の状態になっていたと報じました。
URL: http://sports.espn.go.com/espn/otl/news/story?id=4724912
ベノワの脳の分析を行なった Omalu 博士が、テストの脳も分析し、ベノワと同様にアルツハイマーの患者の脳に近い状態になっていた、ということを発見したそうです。
 (CTE は簡単に言うと、ボクサーでいうパンチドランカーと呼ばれる状態のことです。ベノワのCTEに関する動画をニコ動に字幕つきでupっていますので、未見の方は是非ご覧ください。短い方ので良いので。)


 これに対し、WWEは、次のようなコメントを発表したそうです。

While this is a new emerging science, the WWE is unaware of the veracity of any of these tests, be it for Chris Benoit or Andrew Martin. Dr. Omalu claims that Mr. Benoit had a brain that resembled an 85-year-old with Alzheimer's, which would lead one to ponder how Mr. Benoit would have found his way to an airport, let alone been able to remember all the moves and information that is required to perform in the ring. WWE has been asking to see the research and tests results in the case of Mr. Benoit for years and has not been supplied with them.

↑これに対する自分の感想としては……
 研究の資料については、peer-review(同分野の研究者が審査を行なうこと)の医学雑誌に掲載されているそうなので、そっちをまず見るべきじゃないかと思います。素人が理解できるようなものじゃないと思いますけど。
 また、脳が85歳のアルツハイマー患者の脳に近い状態になっていたとしても、廃人状態になるとは限らないんじゃないかと。別の研究で、キリスト教の尼さんたちの死後の脳の調査をしたところ、アルツハイマーの患者のような脳の状態になっていたにも関わらず、正常な生活をおくれていた尼さんたちがいて、彼女たちは外国語の卓越した能力を持っていた、というような結果が出たことがあります。脳は駄目になった部分を他の部分が補うことができるので、この尼さんたちの場合は、外国語に使われる脳の部分が発達していたおかげで、駄目になってしまった他の部分を補って機能できていたのではないかという話。
我々も英語等の外国語を使う部分の脳を発達させておけば、老後、元気に暮らせる確率があがるのかもしれません……っと、話がそれました。
 それに、ベノワの場合、破壊されていたのは感情のコントロールを司っている部分、という話でしたので。日本でも、お爺さんが些細な理由で子供や孫を殺すような事件が起きていて、自分は「この人の脳の検査をしてみるべき」と思うんですが、こういうお爺さんは感情のコントロールは出来ないけれど、日常生活は送れていたわけなんですよね。"dementia" 「痴呆」とか「認知症」と言っても、必ずしも日常生活が送れなくなるわけではないでしょう。
 
 でも、WWEが文句をつけるだけで何もしてないわけではないと、一言、かばっておきたいと思います。
エディ・ゲレロが亡くなった後、WWEではWellness Policy を確立し、循環器系の検査をするようになりました。これで、MVPの心臓疾患が見つかり、治療が行なわれたことはよく知られていると思います。
ベノワが亡くなった後は、脳震盪の後遺症の検査も行なわれるようになっています。
ちなみに、少なくとも脳震盪後遺症の検査は、ステファニーが発案し、やるようになったことです。(米国議会のなんとかという委員会に呼ばれたときに、そう証言していました。)
 
 Jim Ross の最新ブログから、「もしかして、この記事への反応かも?」というところをコピペ。

Concussions are a big issue in sports today and let's not forget that pro wrestling/sports entertainment or whatever in the hell one wants to call it doesn't have the franchise on this dilemma. However, chair shots to the skull should be forbidden in wrestling. Period. End of story. Bottom line.
今日、脳震盪は様々なスポーツにおいて大きな問題です。プロレス業界は(プロレス、スポーツエンターテイメント、呼び方はどうでもいいですが)、この脳震盪のジレンマについて決定権があるわけではありません。
が、プロレスにおいて、頭部への椅子攻撃は禁止すべきです。 駄目。絶対。
* 脳震盪のジレンマ: 「客を楽しませるための激しいプレイ←ジレンマ→脳震盪による選手へのダメージ」と解釈します。プロレスに限ったことではなく、むしろNFLの方で大問題。

 ちなみに、ハンターは、椅子攻撃を受けるときは、ほぼ必ず前方からで、実は手でかばって頭への直接打撃は受けていない場合の方が多いです。それでも、瞬間的なことですから、頭に攻撃されたように見えます。どうしても頭を殴っているように見える場面が必要だったとしても、頭を殴っているように見えさえすれば、実際に頭を殴る必要はない筈です。(演技が下手な奴はどうするかって? カメラアングルと編集で、なんとかしろ。でなきゃ、スポットを変更すればよいだけ。)
 ニコ動なんかでは、たまに「当たってないしwwwwwwwww」みたいなコメントをする人がいますが、そういうのを見ると自分は、9割→「当てる必要なんてねーんだよ!」、1割→「カメラマン、何やってんの? カメラアングル悪いよ!」 って感じになっています。


 ESPNの記事の中で触れられている "The Circus: Live Free, Die Young" というプロレスのドキュメンタリー映画。Coming Soon (まもなく公開)と言われて久しく、以前あった公式サイトも消えちゃったような気がするんですがw とりあえずトレイラーはこれ: http://www.youtube.com/watch?v=fbidat0wiJY

 ESPNの記事の中で、最後にウマガの死についても触れられています。抑鬱状態が見られた、とドーン・マリーが証言しているようですね。はっきりさせるためにも、検査をしてもらいたいところですが、遺族の判断するところですので、何とも言えません。ノウィンスキーが今頃電話しているような気もしますが。
 ウマガの追悼式は、12/18に身内だけで、12/19に一般人も参加できる形で行なわれるそうです。

2009年12月9日水曜日

動画・MP3/収集・編集

 今日は、せっせと、youtube からRAW放送後の隠し撮り動画やインタビュー動画を中心に収集。
ついでに、思いたって、雑多に一ヵ所にまとめてあった数多の動画の中から、放送後動画を検索して、別の場所に移動。放送後動画はもっとupしたいと思っているので。と言うのも、youtubeはWWEの厳しい監視下にあるので、今はファン隠し撮り動画は許されているようだけれども、WWEの気持ち次第でいつ消されてしまうかわからないから。あと、TVで見られない楽しさを共有したいという気持ちもあります。
 更に、MP3編集用のフリーソフトをDLして、ネットラジオの「3時間放送中にHHHが30分ゲストで登場しています」というようなMP3ファイルから、HHH登場部分のみをカット編集。これで、ipodで聴きやすくなりましたw
ついでに、雑多に一ヵ所にまとめてあった数多の動画の中から、インタビュー動画を検索して、別の場所に移動。音声のみ切り出して、ipodに入れる予定です。upする気もあるんだよ。Al Snow の面白いインタビュー動画を幾つか見つけたし。HHHのインタビューは常に面白いし。
 
 upを再開したいとは思っているの。なんとなくオートンの動画を突発upしそうな気がする。

 自分用メモ。
Greg and the Morning Buzz = HHHの故郷のラジオ。司会のGregとHHHは結構親しげ。
→ http://wgir.morningbuzzonline.com/cc-common/podcast/single_podcast.html?podcast=themorningbuzz.xml

Heavy Muscle Radio = HHH のトレーナーも務めている御方のネットラジオ。今年3回も登場。
→ http://www.rxmuscle.com/hmr-radio-show/600-tripleh-doncatlin-edpariso.html

2009年12月5日土曜日

R.I.P. Umaga

Umagaこと、Eddie Fatu氏のご逝去に、お悔やみを申し上げます。

 意識不明で鼻と口から血を流している状態で発見されたという、彼の死の直前の状況は、drug の関与が確かに想像されるものではありますが、検死解剖の結果と毒物検査の結果が出るまでは確かなことはわかりません。
 葬儀は、WWEが協力して、来週火曜か水曜日に行われ、SD!の収録がちょうど彼の家の近所であるヒューストンで行われるため、WWE所属のレスラーたちは葬儀に参加できるだろうとのことです。

厄続き

 英尼の荷物の遅配は、実は、前回の記事を書いた夕方に、遅れていた荷物の片方が届きましたw
もう片方が届かないままなので、英尼に連絡したところ、
「deadline 過ぎたよ。注文番号#AAAは、まだ来ない。注文番号#BBBは来たけど」←「注文番号#BBBを再配達します」
→「ちょっ 注文番号#BBBは来たっての。来てないのは#AAA」←「大変申し訳ありません。注文番号#AAAを再配達します。」
みたいなことになりました。尼が悪いのか、私の運が悪いのか。

 HDレコーダーが壊れた。東芝の4、5年前のもので、一度ハードディスクが壊れて修理経験あり。不幸中の幸いは、今回は、ハードディスクが壊れていなかったこと。どうも熱でいかれたらしく、筐体のふたをあけて、扇風機の風を送りながらだとどうにか動くので、HDの中身をサルベージしていく予定。一応、パナソニック製の予備機があるので、WWEの録画は継続できますが、早いうちに新しいのを迎え入れるつもり。つまり、出費……orz

 誰だよ、私の新車のバンパーこすった奴!? スーパーの駐車場に駐めてた時か? それとも、その隣のドラッグストアでか?……というわけで、来週、バンパー交換することに。なんか塗装でも直りそうなんだけど、安全策&バンパー交換なら1時間で済むからという理由で。お金はとても大事だけれど、時間と手間もまた大事なもので、12月あたりだと時間の価値は高いのです。嗚呼、でも、また要らん出費が……orz

 ……てな感じでトラブルが続いているんで、ちょっと「厄払いでもした方が良いの?」という気がしてきました。致命的なトラブルじゃないけど、ちょっとずつHPとMPを削られていってるようで、やな感じですよ。

2009年12月2日水曜日

通販トラブル

 ニコニコ動画からメールが来て、「いったい何じゃい?」と思ったら、「ジェフのテーマ曲の動画の再生が2525回を越えましたよ!」というお知らせでした。語呂合わせか。
 最近、全然投稿できてないので、そろそろ投稿したいです。なんか、インフルエンザとか、体調不良とかやってる間に、いろいろupりたいtものもたまっているし。

 通販トラブル続行中。以前に書いた通販トラブルは、結局、「不着→再発送→到着→解決」となりました。
その後、以前の記事でちょっと褒めてあげた米尼から、バティスタの個人DVDが、
「発売日を過ぎているのに発送されないけど、何故?」←「ごめん、システムエラー。じき発送されるよ。快速便で送料無料にするから許して」
「全然、発送されないんだけど?」←「ごめん、取り寄せになっちゃった。もう少し待ってて」
「ようやく発送されたけど、普通便だし、送料16ドルって何よ!? いい加減にして!」←「ごめん、エラーですた。送料は返金します。」
という経緯で、到着が遅れまくりました。
 自分の英語の文章は、幾分か妙に攻撃的なところがあるなぁと自分で思っているんだけれど、通販苦情のメールを書いたことが何度もあるからじゃないかという気がしますよ。

 で、今抱えている通販トラブルが英尼。到着予定を2週間ぐらい過ぎている荷物がふたつ、まだ来ない。
既に英尼にはお知らせ済で、今週金曜日がdeadline。「金曜日までに来なかったら、また通知してね」と英尼には言われていますが、正直、この荷物はロストしたと思っています。到着するにしても3ヶ月後とか半年後じゃないですかね?w 荷物が発送されたのが、多分、英国Royal Mailがストから復帰した直後ぐらいだから、そのへんのゴタゴタでおかしくなったのかな?と思っています。で、再送でしょうね。急ぎの荷物じゃないから良いけれど、トラブルばっかりだし、インフルエンザは発症したし、中国出張押しつけられそうになっているし、いやなことばっかりで、笑い飛ばすのにも苦労している感じです。