2010年3月15日月曜日

出張中

 出張先から、です。海外のとある大学の学生寮のようなところに滞在しています。
ネットはつながるのですが、回線が細く、転送量も厳しく、さらに持ってきたPCは軽量・低性能のネットブックであるため、動画はおろか、ちょっと重いページは見れなかったりします。
 「こっちからうpできるかも…」と、動画をUSBメモリに仕込んできたのですが、無理っぽいです。帰国後にうpる予定です。悲しいことに、バーチル解雇記念動画になってしまいましたが…orz
 ウォールストリートジャーナルにHHHがインタビューされて、その動画がWSJのサイトにあるみたいなんですが、そういうわけで確認できていません。見たいよー。

 ずいぶん前にUpした動画にコメントがついて、「コメントの新しい順」の並び方で上の方に上がってくると、自分の中では過去のことになっているので、むずがゆい感じがするときがあります。ついたコメントが的外れだったりすると、「面倒くせー」という気分になります。見当ハズレなコメントをつけられたんだから、とりあえず誤謬を正したいという気持ちは当然おきるのですが、一方、そうしたレスをつけるのは「うざい」とみなされがちなのは否めません。そういうコメントをつける人たちは、過ちを指摘されるのを嫌う傾向があるようですし、自分自身、係わり合いになりたくないという気分があります。そういった諸々を含め、ただただ「面倒くせー」なのです。
 1年半以上前にうpった動画に、3月13日~14日にかけて、「…ずいぶん勘違いしているね、この人はw」というコメントがついているのを見つけてしまい、ああ、ホント面倒くせーレスをつけてあげた方がよいのか、無視した方がよいのか、ちょっと迷いました。で、今日、引率してきた学生(全員女子)の遊びにつきあって、彼女らが海でシュノーケリングやら泳ぎやらで楽しんでいる間、荷物番をしつつ、ビーチで昼寝などしてきましたら……(仕事の一環ですよ、これ)……なんかもう、とことん面倒くさくなってしまいました。疲れて部屋に帰ってきて、メールチェックしたら、本来自分の業務ではないような仕事をまた押しつけられたことがわかって、今は、なんかもうどーでもよいという気分になっています。
 だから、動画に直接レスはつけねーです。そのまま、晒しとく。
(…まぁ、今現在、動画の読み込みが不可能~非常に低速、なので、レスをつけること自体、そもそも難しかったわけですが。)

 で、こっちのブログにちょっと書くことにしたんです。面倒くせーので箇条書きで失礼。

  1. ある動画投稿者が当時うpしていた、通称「F動画」シリーズの大部分の動画が常に視聴者同士が罵倒しあう場となっていたことと、その動画群の中のひとつにおいて私が字幕の捏造を指摘したことの間に、いかなる因果関係もない。
  2. Tough Enough はMTVで放送されたものなので、字幕をつけたのルミエールではないだろう。
  3. "sell (the move)"みたいな専門用語、いちいち日本語化してられっかよ、メンドクセ。そういう意味では、プロレスファン以外は対象にしていない字幕です、あしからず。
  4. "What we do in the ring? ... we tell a story, we don't tell it with words; we tell it by our bodies." に、「弱音ははかない」という字幕がつくのは、TBS並の捏造。(最近、やまたやらかしたそうですね、TBS)。誤訳程度なら放置してるさ、いちいちメンドクセーし。
  5. 給料大幅アップでもない限り、転職の予定はありません。

以上。

2010年3月2日火曜日

生きてます。Surviving。でも、すごく忙しい。
そして、今週末から2週間海外出張。
書こうと思ってたことについては、出張中に書く予定です。向こうに行ってる間は、かえって時間がとれる予定だし、一応、ネットには繋げられるので。
(ぶっちゃけ、学生の語学研修の付き添いだから、行動が拘束されているわりに暇なんですわ。)

ウマガの毒物検査の結果が出てきたので、書き留めておきます。

... Dan Morgan, supervisory forensic investigator for Houston, Texas' Harris County, has determined that Fatu's cause of death was "acute toxicity due to combined effects of hydrocodone, carisoprodol, and diazepam."
More specifically, it was a lethal combination of painkillers (hydrocodone), muscle relaxers (carisoprodol), and anti-anxiety medication (diazepam).
While Umaga is believed to had a history of drug abuse, the "acute toxicity" finding indicates that his death was the direct result of a deadly mix of drugs in a short period of time (opposed to his body finally giving out due to chronic abuse).


簡単に言うと、hydrocodone (鎮痛剤) と carisoprodol (筋肉弛緩剤) と diazepam (向精神薬) の複合作用による急性中毒。薬の長期使用に肉体がついに屈したというわけではなくて、一度に使った薬の量が多すぎたから。(それぞれの薬の量は多くなくても、混ぜ合わせた場合に効果が強くなってしまったケースでしょう)。

 "hydrocodone"は opioid (阿片類縁物質)で、鎮痛剤や咳止め薬として使われています。
代表的な商標としては、Vicodin などがあります。RVD愛用の鎮痛剤で、Benoit夫妻の体から発見されたもの。
娯楽用麻薬 (recreational drug)としても使われます。
て言うか、「娯楽用麻薬として使われます」と言い切ってしまいたい気がします。

 "carisoprodol"は、要するにソーマ (soma)です。古くからレスラーたちが愛用している 筋肉痛対策の薬 (muscle relaxant) です。
娯楽用麻薬 (recreational drug)としても使われます。

 "diazepam"は、要するに "valium" です。用途はいろいろありますが、睡眠薬と言って良いでしょう。娯楽用麻薬 (recreational drug)としても使われます。
これをアルコールと一緒に摂取すると非常に危険です。
有名な1978年の安楽死裁判……Karen Ann Quinlan の人工呼吸器を外すことを彼女の両親が求めた裁判で、安楽死・尊厳死の権利が争点になりましたが、彼女が「植物状態」に陥った原因はアルコールとvaliumを一緒に摂取し、長期間の呼吸不全に陥ったこと(そのため脳が回復不可能な損傷を受けたこと)、でした。
valiumは依存性が高いと言われておりますし、このように悪名が高いせいでしょうか、ウマガが摂取していた3種の薬の中では、一番やばそうな印象があります。

 正直、「hydrocodone と carisoprodol と diazepam を摂取していた」と言われてもピンと来ないのですが、
「vicodin と soma とvalium を飲んでた」と言われると、「…そりゃ下手こけば死ぬわな orz」と思います。

 ウマガは、WWEのwellness policy による薬物検査にひっかかって、リハビリ施設に行くのを拒み、WWEを解雇され、半年後に薬物の過剰摂取で死んだ、わけです。
WWEの責任を問うことはできないでしょう。
自立した人間を強制的にリハビリ施設に送り込むことはできません。
強制的に送り込むことが出来ていたとしても、無駄でしょう。
クスリのリハビリをするということは、「クスリを自ら断つ決断をする・依存症の克服の手助けをしてもらう」ということですから、
そもそも本人にクスリをやめる意志がなければ、意味がないことです。
リハビリに行くのを拒むということは、「自分はクスリをやめたくない、ラリっていたい」ということですから。